飛ばねぇ豚は、ただの豚だ

ジブリ映画のひとつ「紅の豚」は、第一次世界大戦後の世界大恐慌の頃のイタリア・アドリア海を舞台としています。なぜか豚の顔をした飛行艇乗りのポルコ。戦争の時にはイタリア空軍のエースパイロットとして活躍しましたが、軍隊に嫌気が差して自分から豚になる魔法をかけて今の姿になり、真紅の飛行艇に乗って空賊退治の賞金稼ぎをして暮らしています。普段はクールでダンディを気取っているポルコが、幼馴染のジーナや、飛行機の設計士でありポルコに恋心を抱くフィオなど、大切な人たちを守るため、また飛行艇乗りとしての名誉を守るためにアドリア海の大空を狭しと飛び回り奮戦します。

映画の見どころの一つとして、舞台となったアドリア海の美しい描写があげられます。映画のヒロインであり、ポルコの幼馴染でもあるジーナは、ホテル・アドリアーノを営んでいます。このホテルは、クロアチア・ドゥブロヴニク旧市街をモデルとした街にあります。世界遺産にも指定されたドゥブロヴニク旧市街は、地中海の真珠と称されるほど中世の面影をそのまま残す美しい街並みで、地中海の抜けるような青さとのコントラストがとても印象的です。

また登場人物たちの個性豊かな部分も見どころの一つです。「飛ばねぇ豚はただの豚だ」飛行艇乗りとしてのプライドと生き様が凝縮されたポルコのセリフです。こんなかっこいいセリフを豚の顔で真剣に言っているところが面白いです。「アドリア海の飛行艇乗りはみんなジーナに恋をする」ヒロインであるジーナの女性としての魅力が伝わってきます。

ジブリ映画である紅の豚の忘れられない名言

紅の豚はジブリ映画の中でも中世ヨーロッパ風の印象を持たせる描写になっており、キザなパイロットである「マルコ」と呼ばれるブタが主人公になっています。 この主...  詳細はここから ⇒

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