舞台&時代背景

ジブリ映画の紅の豚の舞台・時代背景は世界恐慌時のイタリア、アドリア海を舞台に描かれています。紅の豚という作品は、飛行艇を乗りまわす、空中海賊を相手に賞金稼ぎをする姿がブタの主人公、ポルコ・ロッソの物語です。ジブリ映画のなかではファンタジー要素が少ない現実味をおびた作品のひとつになっています。

詳しい舞台・時代背景は、第一次世界大戦後の動乱の時代で、戦勝国だったイタリアですが、扱いは敗戦国と変わりはなく経済が不安定だった時代です。街には失業者などが増えて、都心部では労働者の争乱や農村部では貧農の暴動が多発した時代です。

イタリア国民はこの戦勝国とは思えない悲惨さを「栄光なき勝利」と皮肉った皮肉った言い方をしています。同時期に発生していた世界恐慌ではもともとの不振もありそこまで影響は受けなかったため、多くのイタリア人は今まで通り暮らしていたそうです。

作中でフィオがガソリンがイタリアの3倍はすると驚いているシーンがあったと思います。紅の豚の劇中でのこの当時は、食うに困った飛行家たちが海賊行為に手を染めたという設定になっているみたいです。

作中では1929年以降の物語となっています。ローマ進軍により政権を掌握していたムッソリーニのファシスト党の独裁下の物語で、当時の様子をリアルに表現した作品だと思います。また劇中にてカーチスの名台詞や劇中歌なども、この頃の舞台・時代背景を思わせる演出となっています。

Copyright(c) 2016   男性の美学溢れるジブリ映画『紅の豚』   All Rights Reserved.