「紅の豚」に登場する水上機はこれだ

ジブリ映画「紅の豚」は宮崎駿監督の飛行機好きが炸裂した作品です。宮崎監督は、「風防がなく、パイロットが風で速度を感じていた」時代の飛行機が好きだ、と話していました。

では、この作品に登場する水上機について見てみましょう。

主人公ポルコの愛機は作中では「サヴォイアS21」と呼ばれていますが、実在するものは全く別物で、モデルとなった機体は実際は「マッキM33」なのです。主役の相棒だけに、目立つように真っ赤なイタリアンカラーに塗られ、複葉機も珍しくなかったこの時代に単葉、それも低翼という先進的なデザインとなっています。ポルコが改修する愛機に載せるエンジンを「フォルゴローレ」と呼んでいますが、これもフィアットAS.2エンジンがモデルとされています。

なお、「フォルゴローレ」自体は第2次大戦時の戦闘機「MC202」の愛称で、「稲妻」を意味します。

ポルコの主人公カーチスの乗機は実在の「カーチスR3C」の改造機という設定です。複葉機ながら様々なカスタマイズと、パイロットの腕によってライバル機にふさわしい強さを持っています。(カラーリングもポルコ機と対照的に青となっています。)

その他、主人公機以外には実在機が多く登場します。例えば「人間」だったころのポルコの乗機には「マッキM5」、それと戦っていたオーストリア・ハンガリー機は「ハンザ・ブランデンブルグCC」、ポルコの友人フェラーリはポルコを先導するときに「マッキM.39」に乗っているのです。

いい味を出しているマンマユート団の飛行艇は残念ながらモデルとなる機種は不明です。

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